・住宅ローン金利の推移
マンション購入において、もうひとつ注視しなければいけない要素が住宅ローンの金利です。
近年は空前の低金利といわれる状況が続いていましたが、ここ数か月は若干の金利上昇が続いています。
例えば、5年後に金利が0.1%上昇してしまっていれば、マンション購入価格が161万円下がったとしても、ローンの総支払額がほぼ同じくらい上昇してしまいます。
それほど金利の上昇は住宅購入において重要な要素なのです。
マンション価格の値下がりを待って、5年後の住宅購入を検討するとした場合でも、現在のお住まいが賃貸だった場合、その5年間は賃料を支払い続けることになります。
仮に、月15万円の賃貸に住み続けた場合、900万円以上の資金を消費し続けることになります。
900万円の資金を投下して、161万円の値下がりを待ち、結果、ローンの総支払額は変わらない、ということになってしまうこともあるのです。
もちろんポイントになるのは、住宅ローン金利の動向です。
5年後も現状の低金利が継続するのであれば、5年後の購入も検討の余地があると言えます。
ただ、金利が上がってしまっていた場合には、待っていた時間と費用が無駄となってしまいます。